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コーヒーのニューワールドとオールドワールド、異なる地域の豆の特徴
ニューワールドのコーヒー豆
ニューワールドとは、主に新大陸(アメリカ大陸)を指します。これには中南米の国々、特にブラジル、コロンビア、エルサルバドルなどが含まれます。
- 味の特徴: ニューワールドのコーヒー豆は、一般的にフルーティーで明るい酸味が特徴です。これは、高地での栽培や涼しい気候条件が味に影響しています。例えば、コロンビア産のコーヒーは、柔らかな口当たりとバランスの取れた酸味があります。
- 産地の代表例: ブラジルは世界最大のコーヒー生産国であり、豊富なコーヒーの種類があります。エチオピアもニューワールドに含まれる場合があり、そのコーヒーは芳醇でフローラルな香りが特徴です。
- 焙煎度: ニューワールドのコーヒーは、明るめの焙煎が一般的です。これにより、豆の持つフルーティーで鮮やかな特性が引き立ちます。
オールドワールドのコーヒー豆
オールドワールドは、伝統的にコーヒーが最初に栽培された古い世界の地域を指します。これにはアフリカ、アラビア半島、インドネシアなどが含まれます。
- 味の特徴: オールドワールドのコーヒー豆は、一般的に深いコクと豊かなボディを持ちます。アフリカのエチオピアやケニアのコーヒーは、強いフルーティーな香りとブラックカラントのような酸味があります。一方、インドネシアのコーヒーは、スムーズでほのかな苦味と濃厚なチョコレートや香辛料のニュアンスが特徴です。
- 産地の代表例: エチオピアのイルガチェフェやケニアのAAグレード、インドネシアのスマトラなどがオールドワールドの代表的な産地とされています。
- 焙煎度: オールドワールドのコーヒーは、通常は中深煎りから深煎りに焙煎されます。この焙煎方法により、豆の持つ複雑な風味が引き出されます。
コーヒーのニューワールドとオールドワールドの分類は、その産地ごとの独自の気候条件や土壌、栽培技術の違いによって、豆の特性が大きく異なることを示しています。どちらのタイプのコーヒーも、それぞれの味わいを楽しむために、異なる焙煎度や抽出方法で試してみるのも良いでしょう。
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