全国を探しても珍しい?トマトコーヒーを調べてみた結果
「トマトコーヒーって他にもあるんですか?」
新商品の発表後、お客様から何度かこの質問をいただきました。
確かに、トマトとコーヒーの組み合わせはなかなか聞きません。
私自身も開発を進めながら、
「全国には同じような商品があるのだろうか?」
という疑問を持ちました。
そこで実際に調べてみることにしました。
すると、予想以上に面白いことが分かってきたのです。
トマトコーヒーは見つかるけれど…
まず「トマトコーヒー」で調べてみると、レシピ紹介や個人の実験的な投稿はいくつか見つかりました。
しかし、
「お店の定番商品として販売している」
という事例はそれほど多くありません。
特に、自家焙煎コーヒー店と地元農家さんが協力して開発した事例は非常に少ない印象でした。
トマトジュースとコーヒーを混ぜる発想自体は昔から存在します。
ただし、それを実際の商品として提供し、多くの方に飲んでもらう形まで落とし込むケースは決して多くないようです。
実はコーヒー業界には「トマト風味」が存在する
さらに調べていて面白かったのが、コーヒー業界には「トマトのような風味」という表現が存在することでした。
特に一部のアフリカ産コーヒーでは、
「トマト」
「トマトスープ」
「トマトの酸味」
といった味の表現が話題になることがあります。コーヒー愛好家の間でも、トマトを連想させる風味について語られることがあります。
もちろん今回のトマトコーヒーとはまったく別物です。
しかし、
「トマトとコーヒーは意外と遠い存在ではない」
ということが見えてきました。
酸味や果実感という共通点があるからです。
さらに珍しかったのがトマトカスカラ
そして今回調べていて驚いたのがトマトカスカラです。
正直なところ、
「トマトコーヒー以上に見つからない」
というのが率直な感想でした。
そもそもカスカラ自体がまだ珍しい存在です。
カスカラとは、コーヒーチェリーの果皮や果肉を乾燥させたものから作られる飲み物で、海外では「コーヒーチェリーティー」と呼ばれることもあります。フルーティーな風味が特徴ですが、一般的なコーヒーほど広く知られているわけではありません。
海外ではカスカラソーダやカスカラドリンクを提供するお店はあります。
大手コーヒーチェーンがカスカラを使った商品を販売したこともあります。
しかし、
「トマト × カスカラ」
という組み合わせは、私たちが調べた限りではほとんど見当たりませんでした。
なぜ誰もやっていないのか?
その理由を考えてみました。
まず、カスカラ自体を扱っているお店が少ないこと。
カスカラはスペシャルティコーヒー業界では知られていますが、一般的な認知度はまだ高くありません。海外のコーヒー愛好家の間でも「なぜもっと普及しないのか」という話題になるほどです。
そしてもうひとつは、
「トマトとの相性を試そうと思う人が少ない」
ことです。
普通に考えれば、
トマトとコーヒー。
トマトとカスカラ。
どちらも少し勇気がいる組み合わせです。
私たちも最初から成功すると思っていたわけではありません。
むしろ半信半疑でした。
だからこそ試作を繰り返し、実際に飲み比べをしながら味を作り上げていきました。
フルティカトマトだから成立した
今回使用したのは、小野市の農家さんが育てたフルティカトマトです。
このトマトの特徴は果物のような甘み。
そして心地よい酸味です。
試作を進める中で感じたのは、
「このトマトだから成立した」
ということでした。
トマトの青臭さが強ければ、コーヒーやカスカラの風味を邪魔してしまいます。
逆に甘みと酸味のバランスが良いからこそ、自然に調和しました。
特にトマトカスカラは、カスカラが持つベリーやドライフルーツを思わせる風味と、フルティカトマトの甘みが見事に重なりました。カスカラ自体もフルーティーな飲み物として知られています。
珍しいだけでは意味がない
世の中には珍しい食べ物がたくさんあります。
しかし、珍しいだけでは長く愛されません。
大切なのは、
「もう一度飲みたい」
と思ってもらえるかどうかです。
私たちが目指したのも、単なる話題作りではありません。
地元農家さんが大切に育てたトマトの魅力を、新しい形で伝えること。
そしてコーヒーの可能性を広げることでした。
その結果として生まれたのが、トマトコーヒーとトマトカスカラです。
まずは一度体験してみてください
全国を調べても、トマトコーヒーやトマトカスカラはまだまだ珍しい存在です。
だからこそ、
「どんな味なんだろう?」
という好奇心を持っていただけたら嬉しく思います。
トマト好きの方も。
コーヒー好きの方も。
そして少し変わったものが好きな方も。
ぜひ一度、小野市で生まれた新しい一杯を体験してみてください。
きっと想像とは違う発見が待っているはずです。

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